20220702

畑野智美の『神さまを待っている』を読みました。

タイトルと、開いて読んだ目次だけで「良い感じの青春モノ・短編集かな」と思って買ったんですがぜんっっっぜん違いました。けど面白かった、というか、良い読書をしたな、と思いました。貧困がテーマの小説だったんですが、主人公の女性と一緒に「まだ大丈夫」「なんとかなる」と思っているうちにどうしようもない貧困に陥っている様をまざまざと見せつけられるのが結構しんどく、陳腐な言い方になるけど「考えさせられる」小説だった。終わり方は、この手の問題提起をしてすっきり終われるわけがないので、その中で主人公に救いを与えるならこんな感じだよな、とは思います。納得の結末というよりは「まとめるならこうなるよね」という感じでしたが。

 

 

 

そもそも文章を読むのはめんどくせえ、という気持ちはすごくあるんですけど、それでも小説を読むのが好きだなと思います。いろんなことを想像する契機になるような小説を読むのが好き。読書、する時期もあればしない時期もあるんですが、今は読書が楽しい時期です。おすすめの小説とか教えてほしいです。読むかわかんないけど。

でも、何かを始めると何かをしなくなるんですよね。シャニマスをここ数日あんまりちゃんとやってない。