20220528
『シン・ウルトラマン』を観ました。かる〜いネタバレを含んだ感想です。
正直あんまり面白くはなかったというか、自分が幼い頃「ウルトラマン」というシリーズに何を期待していたのかがよく分かりました。つまりカラータイマーです。「制限時間とピンチ」の演出、カラータイマーが点滅してから放たれる必殺技。幼心に、そういうお決まりの展開にワクワクしていたんだなあと、退屈さと共にスクリーンを眺めながら気付きました。臭いのやつは一番最後に「臭いを辿って帰ってきました」とかだったら最悪すぎるなと思いながらラストシーンを待ちましたが流石にそんなことはやらなくて安心した。
ゼットンの存在をそう解釈して組み込むんだ〜という面白さはありましたが、個人的に好きだったのはそこくらいかもしれない。原案がどうなのかは知らないんですけど、ウルトラマンティガを原体験として、平成、昭和のウルトラマンをテレビシリーズやビデオで見ていた自分にとって、「カラータイマー」はアイコンとして超重要だったんだなと、改めて感じました。
予告編で『シン・仮面ライダー』の映像を見て、楽しみにしてたんですけど、ウルトラマン見た後だとちょっと期待値下がってしまいますね…………仮面ライダーも幼い頃に大好きだったコンテンツの一つなだけに、素直にワクワクできるものが見れたら嬉しいなぁと思っています。
あと『犬王』も見ました。面白かった! 映画館で『南北朝時代のフェス』を見せられるとは思ってなかったんですが。作った人のまじでロックが好きなんやろなという一本気に興奮したし、湯浅政明監督のアニメーションはやっぱり良いなと実感しました。そしてアヴちゃんの演技がすげ〜良い。歌はもちろん喋りもしっかりキャラを作れていて、アニメとして、キャラクターとしてとてもハマっていました。
結局何やってんすか?というのをあんまり丁寧に言語化されるわけじゃないんですけど、絵と歌と音楽に引き込んでくれるエネルギーのある作品でした。